「ハリー・ポッター」の体験型施設 6月オープンへ 東京 練馬区

東京練馬区の「としまえん」の跡地に整備が進められている映画「ハリー・ポッター」の体験型の施設が、ことし6月16日にオープンすることになりました。15日は、施設の一部がメディア向けに初めて公開されました。

映画「ハリーポッター」の世界が体験できる、この施設は「ワーナー ブラザース」が3年前に閉園した東京 練馬区の「としまえん」の跡地の一部に整備を進めています。

建物の広さはおよそ3万平方メートルで、「ハリーポッター」の屋内型の施設としては世界最大の規模になるということです。

15日は現地でイベントが開かれ、オープンがことし6月16日になることが発表されたほか、施設の一部がメディア向けに初めて公開されました。

映画でたびたび登場する場面を再現したセットを歩き回って楽しめることや、主人公さながらにほうきにまたがって空を飛び回っているかのような映像を撮影してもらえることなどが紹介されました。
「ワーナー ブラザース スタジオジャパン」の松尾俊宏バイスプレジデントは「インバウンドの面で新たなエンタメ施設を東京から発信できることは大きな意味がある。としまえんのように地域の人たちが近くに住んでいることを誇りに思ってもらえるようにしていきたい」と話していました。

ハリーポッターの人気にあやかろうと、地元の練馬区もこの施設のオープンに合わせてまちおこしの取り組みを進めています。

地域の住民や商店街などと協力して魔法にちなんだ飲食のメニューを開発したり、店舗に装飾を施したりして、観光客の誘致に取り組んでいきたいとしています。

企画している「ねりま観光センター」は「長く愛されたとしまえんに代わる新たなシンボルが生まれることはうれしい。魔法の世界観を楽しめる仕掛けづくりに力を入れて地域を盛り上げていきたい」と話していました。