藤井聡太五冠 史上最年少「六冠」に向け “よりよい将棋を”
将棋の八大タイトルの1つ、「王将戦」を制した藤井聡太五冠(20)が会見し、史上最年少での「六冠」がかかる「棋王戦」などに向けて「よりよい将棋ができるように頑張りたい」と意気込みを語りました。
「王将戦」第6局は、12日まで佐賀県で行われ、藤井五冠が羽生善治九段(52)に勝って4勝2敗とし、今年度保持している5つのタイトルすべての防衛に成功しました。
一夜明けた13日、藤井五冠が会見し「6局対局する中で、羽生九段の読みの深さや柔軟な判断、感覚を強く感じる場面が多かった。また、こういった舞台で対戦することができたらと思う」と王将戦を振り返りました。
また、藤井五冠は現在、史上最年少での「六冠」がかかる「棋王戦」に臨んでいて、タイトル獲得まで、あと1勝に迫っています。
そして、来月からは「名人戦」に挑戦する予定で、2つのタイトル戦を制すると、羽生九段以来となる「七冠」を史上最年少で達成する可能性も出てきました。
藤井五冠は「棋王戦は自分なりの手応えのあった部分と、課題を感じた部分があるので、第4局以降に生かして、よりよい将棋ができるように頑張りたい。名人戦は、持ち時間がこれまで経験したなかで最も長い9時間なので、楽しみでもあるし、集中力を高めて臨みたい」と意気込みを語りました。