東日本大震災 関連死含む死者と行方不明者 2万2212人
東日本大震災の発生から、3月11日で12年になります。
これまでに確認された死者と行方不明者は、避難生活などで亡くなった「震災関連死」も含めると、2万2212人に上ります。
警察庁によりますと、地震や津波の被害などで亡くなった人は、3月1日の時点で、
▽宮城県で9544人
▽岩手県で4675人
▽福島県で1614人
▽茨城県で24人
▽千葉県で21人
▽東京都で7人
▽神奈川県と栃木県でそれぞれ4人
▽青森県で3人
▽山形県で2人
▽北海道と群馬県でそれぞれ1人で、
合わせて1万5900人となっています。
また、行方不明者は、
▽宮城県で1213人
▽岩手県で1110人
▽福島県で196人
▽千葉県で2人
▽青森県と茨城県でそれぞれ1人で、
合わせて2523人となっています。
おととし12月以降、新たに遺体が発見されたり、身元が判明したりしたケースはなかったということです。
このうち、大きな被害を受けた宮城、岩手、福島の3県では、亡くなった人のうち99.7%にあたる1万5777人の身元が確認されたものの、いまだ53人の身元が分かっていません。
警察庁では、DNA鑑定や、発見された場所から被災した場所を推定する「マッピングポインティング」という手法の活用に加え、遺体の身体的な特徴を改めて精査して情報提供を呼びかけるなど、身元の確認を急ぎたいとしています。
一方、復興庁によりますと、避難生活による体調の悪化などで亡くなった、いわゆる「震災関連死」は、去年3月末の時点で3789人となっていて、東日本大震災による死者と行方不明者は、「震災関連死」を含めると合わせて2万2212人に上ります。