ベトナムの首都ハノイに7日、開設された「九州プロモーションセンター」はベトナムへの進出を検討している九州の企業や団体が現地の情報収集や発信を行う活動拠点として、鹿児島県の企業が九州経済連合会と協力して設置しました。
人口およそ1億人のベトナムは去年のGDP=国内総生産の伸び率がプラス8%余りと経済成長が著しく、個人所得が増えていることから中間所得層の消費拡大が期待されています。
ベトナムに「九州プロモーションセンター」進出企業の活動拠点
経済成長が著しいベトナムで、現地への進出を検討している九州の企業などが活動拠点とする施設が開設され、記念式典と商談会が開かれました。
7日は記念式典が開かれ、ベトナム外務省のグエン・ミン・ブー大臣補佐官が「九州には多くの強みがあり、今後も協力関係を強化していきたい」とあいさつしました。
また、販路拡大につなげようと商談会が同時に開かれて、福岡県や熊本県、それに鹿児島県の企業がブースを設け、ハノイの飲食店の経営者などが出品された焼酎やめんたいこの香りや味を確かめていました。
日本酒を試飲した輸入業者の男性は「とても香りが高く、味が豊かでした」と話していました。
式典を主催した鹿児島県の企業の上村昌志社長は「ベトナムは活力があり将来性を感じている。この施設を九州とベトナムの懸け橋にしたい」と話していました。