さっぽろ雪まつり 3年ぶりに会場設け開幕 観光客でにぎわう

札幌市の冬の風物詩、「さっぽろ雪まつり」が、3年ぶりに会場を設けて4日に開幕し、多くの観光客でにぎわっています。

「さっぽろ雪まつり」は、新型コロナウイルスの影響で、2年続けてオンラインでの開催となりましたが、3年ぶりに会場を設け、混雑を避けるため通路を一方通行とするなど感染対策を講じて、2月4日から始まりました。
最大の見どころは、メイン会場となる札幌市の大通公園に展示された高さ10メートルを超える5つの大雪像で、来月、開業するプロ野球・日本ハムの新しい球場と新庄監督をデザインした雪像や、
北海道で多く産まれるサラブレッドがさっそうと駆け抜ける姿の雪像などがあります。

夜には、
▽肉食恐竜「ティラノサウルス」と北海道むかわ町で化石が発見された恐竜「カムイサウルス・ジャポニクス」の大雪像などがライトアップされたほか、▽国の重要文化財に指定されている札幌市の「豊平館」の大雪像などにさまざまな映像を映し出すプロジェクションマッピングも行われています。

韓国から訪れた男性は、「雪まつりにようやく来ることができてよかった。暗い中でも雪が光っていてとてもきれいだと思いました」と話していました。
「さっぽろ雪まつり」は、今月11日までの8日間、「大通会場」と「すすきの会場」の2か所で開催されます。