ホルンの音色で鹿を呼ぶ「鹿寄せ」始まる 奈良

ホルンの音色で鹿を呼び寄せる、この時期の奈良の風物詩「鹿寄せ」が始まりました。

「鹿寄せ」は、奈良市内の旅館やホテルで作る組合が、奈良の魅力を知ってもらおうと毎年、行っています。

1日は奈良市の奈良公園に隣接する「飛火野」で、鹿の保護活動に取り組んでいる団体の職員が、ベートーベンの交響曲「田園」の一節をホルンで吹くと、音色に誘われた鹿が林の中から駆け寄ってきました。

大勢の観光客が訪れ、鹿が集まってくる様子や、好物のドングリをもらっておいしそうに食べる様子を撮影していました。

神奈川県から家族で旅行に来た38歳の主婦は「ホルンの音で鹿が集まって来るのにはびっくりした。また機会があれば見に来たいです」と話していました。

また、5歳の娘は「鹿にどんぐりをあげました。かわいかったです」と話していました。

「鹿寄せ」は、奈良マラソンが開催される今月11日を除いて14日まで、毎日午前10時から行われます。