《グループE 最終結果》
順位 試合|勝ち点|得失|総得点
1 日 本 |3| 6 |+1| 4
2 スペイン |3| 4 |+6| 9
-------------------
3 ドイツ |3| 4 |+1| 6
4 コスタリカ|3| 3 |-8| 3
※2位までが決勝トーナメント進出
ワールドカップ 日本がスペインに逆転勝利 決勝T進出決定
サッカーワールドカップカタール大会、グループEの日本は、1次リーグの第3戦でスペインと対戦し2対1で勝って1次リーグ2勝1敗とし、2大会連続の決勝トーナメント進出を決めました。
日本は決勝トーナメントの1回戦でグループFの2位のクロアチアと対戦します。試合開始は日本時間今月6日午前0時の予定です。また日本時間の3日に決勝トーナメントに進む16チームがすべて決まり、この結果、日本がクロアチアに勝った場合はブラジル対韓国の試合で勝利したチームと対戦することになりました。
※試合経過の詳細、森保監督・選手の談話は記事後半にあります。
《試合結果》日本2-1スペイン コスタリカ2-4ドイツ
日本は、第2戦から先発メンバーを5人入れ替え、スペイン1部リーグでプレーするミッドフィルダーの久保建英選手やワールドカップ初出場となるディフェンダーの谷口彰悟選手などを起用しました。
日本は、序盤から細かなパスでつなぐスペインに押し込まれ、前半11分、クロスボールをアルバロ・モラタ選手に頭で合わされ先制されました。その後もボールの保持率でおよそ8割を握られる苦しい展開となり、日本は、決定的なチャンスをつくれないまま0対1とリードされて前半を終えました。
後半、積極的なプレスで相手ゴールに迫った日本は、3分に後半から入った堂安律選手がペナルティーエリアの外から左足を振り抜いて鮮やかなミドルシュートを決め同点に追いつきました。
日本は、序盤から細かなパスでつなぐスペインに押し込まれ、前半11分、クロスボールをアルバロ・モラタ選手に頭で合わされ先制されました。その後もボールの保持率でおよそ8割を握られる苦しい展開となり、日本は、決定的なチャンスをつくれないまま0対1とリードされて前半を終えました。
後半、積極的なプレスで相手ゴールに迫った日本は、3分に後半から入った堂安律選手がペナルティーエリアの外から左足を振り抜いて鮮やかなミドルシュートを決め同点に追いつきました。
さらに6分には同じく後半から入った三笘薫選手のゴールラインぎりぎりからの折り返しに田中碧選手が右足であわせてゴールに押し込み、VARによるビデオ判定でも覆らず日本が勝ち越しました。
「VAR」って何?
日本代表 決勝点 “1ミリの差?” 最後まで諦めない姿勢が実る
その後は、ゴールキーパーの権田修一選手の好セーブなど粘り強いディフェンスでスペインの反撃を許さず2対1で勝ちました。
日本は初戦のドイツ戦に続き、世界7位の強豪のスペインを破って1次リーグ2勝1敗とし、2大会連続の決勝トーナメント進出です。
【観衆】4万4851人
【得点】スペイン:前半11分 モラタ
日 本 :後半3分 堂安
後半6分 田中碧
【シュート数】日本:6本 スペイン:14本
【ボール保持率】日本:17%スペイン:74%
【パス数】日本:238 スペイン:1059
【警告】日本:3(板倉・谷口・吉田)スペイン:0
※累積2枚目の板倉はクロアチア戦出場停止
日本は初戦のドイツ戦に続き、世界7位の強豪のスペインを破って1次リーグ2勝1敗とし、2大会連続の決勝トーナメント進出です。
【観衆】4万4851人
【得点】スペイン:前半11分 モラタ
日 本 :後半3分 堂安
後半6分 田中碧
【シュート数】日本:6本 スペイン:14本
【ボール保持率】日本:17%スペイン:74%
【パス数】日本:238 スペイン:1059
【警告】日本:3(板倉・谷口・吉田)スペイン:0
※累積2枚目の板倉はクロアチア戦出場停止
日本“ボール保持率17%の勝利は「W杯史上最低」” 英で分析
この試合の両チームのボール保持率はスペインの74%に対して日本はわずか17%にとどまりました。試合前日の練習後のインタビューでは多くの選手が口をそろえて「守りの時間が長くなることは間違いないが、いい形でボールを奪えたときに必ずチャンスが来る」という趣旨のコメントを残していて日本にとっては想定通りの展開での勝利でした。
これについてスポーツのデータ分析を手がけるイギリスの「Opta Analyst」は公式のツイッターで「日本はワールドカップの歴史上最も低いボール保持率で勝利した」と伝えています。
これについてスポーツのデータ分析を手がけるイギリスの「Opta Analyst」は公式のツイッターで「日本はワールドカップの歴史上最も低いボール保持率で勝利した」と伝えています。
【詳しいデータはこちら】日本2-1スペイン
次戦は日本時間6日午前0時開始 勝てばブラジル対韓国の勝者と
スペインに勝った日本は勝ち点を6としグループEの1位となりました。この結果、決勝トーナメントの1回戦はグループFの2位のクロアチアと対戦します。
次戦の相手 クロアチアとは
クロアチアは前回のロシア大会で準優勝した強豪です。FIFA=国際サッカー連盟の最優秀選手にも選ばれたことがあるルカ・モドリッチ選手が攻守にわたってチームを引っ張ります。
今大会は、世界ランキング2位で優勝候補のベルギーなどと同じグループFに入り、1次リーグ初戦のモロッコ戦は0対0で引き分けました。第2戦のカナダ戦では、アンドレイ・クラマリッチ選手の2ゴールの活躍などで4対1と快勝しました。
そして第3戦のベルギー戦では終盤、相手の反撃を受けながら得点を許さず0対0の引き分けに持ち込み、1勝2引き分けのグループ2位で決勝トーナメント進出を決めました。
日本とはこれまで国際大会で3回対戦し、1勝1敗1引き分けの成績で、ワールドカップでは2006年ドイツ大会の1次リーグで対戦し0対0の引き分け、1998年のフランス大会では同じく1次リーグで日本が0対1で敗れています。
そして第3戦のベルギー戦では終盤、相手の反撃を受けながら得点を許さず0対0の引き分けに持ち込み、1勝2引き分けのグループ2位で決勝トーナメント進出を決めました。
日本とはこれまで国際大会で3回対戦し、1勝1敗1引き分けの成績で、ワールドカップでは2006年ドイツ大会の1次リーグで対戦し0対0の引き分け、1998年のフランス大会では同じく1次リーグで日本が0対1で敗れています。
クロアチア代表監督「日本は難しい相手」
決勝トーナメント1回戦に勝ったら…
日本は、決勝トーナメント1回戦でクロアチアに勝てば、準々決勝でブラジルと韓国の勝者と対戦します。
《選手・監督談話》
森保監督 “最終盤に『ドーハの悲劇』の記憶 でも…”
「世界最高峰の実力があるスペインとの戦いで、非常に難しく厳しい戦いになるということは予想していた。まさに難しい試合展開の中、選手たちが失点したあとも我慢強く粘り強く戦って、よく頑張ってくれた。スペインという世界のトップグループにいる国に勝てたのは大きな自信になるし、うれしい」と強豪を破って決勝トーナメント進出を決めた試合を振り返りました。
また、ハーフタイムの間に選手たちに何を伝えたのかをたずねられると「試合前に前半は我慢して終えようと話していたので、プランどおりによく我慢したと伝えた。そして、後半は失点しないようにしながらよりゴールを狙っていく、奪ってから攻撃にいくことを粘り強く続けながら最後につなげようと話した。前半我慢した分、カウンターにも移れたし、前半よりボールを保持できた」と話していました。
会見の中で森保監督は「試合中にいわゆる『ドーハの悲劇』を思い出したか」と質問を受け「最後の1分くらいのときにその記憶が出てきた。ちょうどそのときに選手たちは前向きにボールを奪いにいっていて、時代は変わったんだなと思った。選手たちが新しい時代のプレーをしてくれているなと思った」と話しました。
また、ハーフタイムの間に選手たちに何を伝えたのかをたずねられると「試合前に前半は我慢して終えようと話していたので、プランどおりによく我慢したと伝えた。そして、後半は失点しないようにしながらよりゴールを狙っていく、奪ってから攻撃にいくことを粘り強く続けながら最後につなげようと話した。前半我慢した分、カウンターにも移れたし、前半よりボールを保持できた」と話していました。
会見の中で森保監督は「試合中にいわゆる『ドーハの悲劇』を思い出したか」と質問を受け「最後の1分くらいのときにその記憶が出てきた。ちょうどそのときに選手たちは前向きにボールを奪いにいっていて、時代は変わったんだなと思った。選手たちが新しい時代のプレーをしてくれているなと思った」と話しました。
同点ゴールの堂安律「あそこは俺のコース」
「あそこは俺のコースなので絶対にシュートを打ってやると決めていた。思いきり打つことができた」と振り返りました。そのうえで「まだ歴史を塗り替えたわけではないが、大きな壁を塗り替えたと思う。この勝利で1戦目が奇跡ではなく、必然で勝ったと国民に思ってもらえると思う。ベスト16の壁を乗り越えたい」と目標とするベストエイト進出に挑む決勝トーナメントに向け意気込みを話していました。
吉田麻也“ドイツ戦の経験から0対1だったらいけると”
キャプテンの吉田麻也選手は「ディフェンスの時間が長かったが、最初に点を取られてからもドイツの試合の経験から0対1からだったらいけると思った」と振り返りました。そのうえで決勝トーナメントへ向けて「次の相手もタフだが、自分たちの目標はベストエイトで、まだ見ぬ景色に行くことなのでここで満足せずにもう一回勝ちたい」と意気込みました。
伊東純也 “後半は前からいこうと それがはまった”
「本当に勝つしかないと思ってたので、勝って次につなげてよかった。後半は前からいこうということでそれがうまくはまって2点入れることができた。個人としてはチームのために走って、失点しないという思いだった。次また勝たなければいけないので次に向けていい準備をしたい」と話しました。
後半の途中から出場 浅野拓磨「前半の我慢が生きた」
「絶対勝たないといけない試合だったので、勝って次に進めることがうれしい。後半は逆転しかないと前から行って、それがはまった。前半の我慢が生きた」と冷静に振り返りました。そのうえで「試合に入るときはチームのために走らないといけないということと、絶対失点しないことを考えていた。次に向けていい準備をしたい」と話していました。
勝ち越しの決勝ゴール 田中碧「この次が歴史動かす瞬間」
「難しいゲームになるのは分かっていたが自分たちを信じていたし、そのおかげで勝ったと思う。前半に失点してしまったのは少し想定外だったがドイツ戦と同じように逆転できてチームとしてすごくポジティブだと思う」と試合を振り返りました。自身のゴールについては「堂安選手が同点のゴールを決めてから少し流れもよくなっていた。三笘選手がラインを割らずにボールをうまく残してくれたのであとは触るだけだったが、最後まで信じてよかった」と話していました。そのうえで決勝トーナメントに向けて「きついグループだったが、ここまで来るのは最低条件だと思うので、この次が歴史を動かす瞬間だし、そこにむけてできればいいと思う」と意気込んでいました。
決勝ゴールアシスト 三笘薫「強豪からの2勝は大きい」
「予想どおりの展開だったし自分たちのプランで進めていたので前半の0対1は全然オーケーだと思って後半が勝負だと準備していた。これまで日本が出場したワールドカップの中でも強豪から2勝したことは大きいことだと思う」と振り返りました。また、クロアチアと対戦する決勝トーナメントにむけては「きょうのように相手にスペースがあるときには自分でボールを運んでアシストやチャンスメークができると思う。もうひとつ勝つか、勝たないかで大きく変わってくると思うのでまたしっかりと全員でひとつになって勝ちたい」と意欲をみせました。
3回目の決勝T進出 長友佑都「みんながブラボー」
「チームメート、監督、スタッフ、みんながブラボーです。スタジアムや日本のテレビの前で応援してくれたサポーターもみんなブラボーです。感謝したいです」と興奮した様子で話していました。そして試合について「コスタリカ戦に負けてから厳しい3日間を過ごしたがそれを乗り越えて強い気持ちで臨み、この結果につながった」と振り返りました。
自身3回目となる決勝トーナメントに向けては「あそこで2回悔しい思いをしているのでこの最高のチームで、新しい景色を見るために絶対に勝ちたい」と初のベストエイト入りへ意欲をみせていました。
自身3回目となる決勝トーナメントに向けては「あそこで2回悔しい思いをしているのでこの最高のチームで、新しい景色を見るために絶対に勝ちたい」と初のベストエイト入りへ意欲をみせていました。
途中出場の冨安健洋「問題なく入れた」
「監督からは特にはっきりした指示はなかったが、途中で出るなら右のウイングバックの出場だと思っていたので問題なく入れた。次の試合に向けてはしっかりリカバリーしてできるだけいい状態で試合に臨まないといけないと思っている。自分たちの目標が達成できるように頑張っていきたい」と話していました。
先発出場の守田英正「勝ちながら守り切ることできてよかった」
守田英正選手は「先制される時間が早かったが、ドイツ戦で1失点して勝ったことが経験としてあったので前半は1失点のまま終わることができたことについてはチームとして良かった。後半はメンバーチェンジもして最終的に点を取れた。きょうの試合は勝ちながら守り切ることができてよかったと思う」と話していました。そのうえで次の試合については「グループ1位で突破できてうれしいが、そのためにやってきた訳ではない。ベストエイトの壁を越えてまた、その先の新しい歴史を刻むためにやってきた。次の試合もしっかりやっていきたい」と意気込みを語りました。
次戦出場停止もフル出場で奮闘 板倉「信じている」
「隙を見せて失点してしまったところは僕自身反省するし、失点がなかったらもっとチームを楽にしたという思いがある。後半、前線の選手が2点取ってくれたので最後は必死で守ろうという気持ちだった」と振り返りました。
板倉選手はこの試合でイエローカードを受け、今大会で合わせて2枚となったため次の試合に出場できません。板倉選手は「非常に悔しいけど、今のチームに託せるしやってくれると信じているので僕自身はチームをサポートしたい。チームとしては、この3日間でクロアチアへの対策をしっかり練っていきたい」と話しました。
板倉選手はこの試合でイエローカードを受け、今大会で合わせて2枚となったため次の試合に出場できません。板倉選手は「非常に悔しいけど、今のチームに託せるしやってくれると信じているので僕自身はチームをサポートしたい。チームとしては、この3日間でクロアチアへの対策をしっかり練っていきたい」と話しました。
FW前田大然「ブスケツ選手 うまくブロックできた」
前線からの守備について「スペインのブスケツ選手に起点をつくられないようにうまくブロックできた」とみずからを評価しました。試合については「前半は我慢の時間だったが、後半は最初の方からうまくはまり、そこから点を取ることができた」と振り返りました。そして、決勝トーナメントにむけて「失点してしまうと苦しい展開になってしまうので、前半を0点で抑えて後半につなぐという日本の強みをいかしてしっかり勝ちたい」と意気込んでいました。
きょうも好セーブ連発 権田修一「ここからが本当の勝負」
「相手がスペインという強いチームなので、リードされる状況もある程度、想定していた。2失点してしまうと、チームとして厳しくなるので、“みんなで0対1で耐えるんだ”という思いで、しっかりとできたことがよかった。今までやってきたことを信じきょうは力を発揮できた」と振り返りました。決勝トーナメントに向けては「きょうはみんな相当、疲弊していると思うので、まずは休むことが大事だ。次の試合まで中3日しかないので、72時間でできる限りの準備をして臨みたい。僕らはベストエイトへの挑戦権を得ただけで、ここからが本当の勝負だ。みんなで戦っていきたい」と意欲をみせていました。
遠藤航 右ひざの状態「10分くらいしか出ていないので大丈夫」
「チームみんなで勝ち取った1次リーグ突破だと思う」としたうえで「僕らの目標はまだ達成できていないので、ここからがスタートということで、次の試合に向けてチームみんなでいい準備をしたい」とはやくも気持ちを新たにしていました。一方、第2戦のあと痛みを訴えていた右ひざの状態については「きょうは7割、8割くらいだが10分くらいしか出ていないので大丈夫だ」と話していました。
先発出場のMF鎌田「自分たちを信じて戦いたい」
「自分たちは引き分け以上か勝ち以上じゃないと突破できないという状況で、相手に先制されて難しい展開だったがしっかりチームのみんなで勝ちきれてよかった」と振り返りました。試合の展開については「自分たちのゲームプランが前半を0対0だったり悪くても0対1でしっかり終わって、後半にエネルギッシュな選手を入れてたたみかけるというやり方でそれがみんなきちんと実行できた」と納得していました。
そして、決勝トーナメントのクロアチア戦にむけて「1次リーグではドイツやスペインといった世界的な強豪チームに勝つことができたが、コスタリカには負けてしまった。サッカーは本当に何が起こるかわからない。次のクロアチアもいいチームだが勝てるチャンスはあると思うので自分たちを信じて戦いたい」と話していました。
そして、決勝トーナメントのクロアチア戦にむけて「1次リーグではドイツやスペインといった世界的な強豪チームに勝つことができたが、コスタリカには負けてしまった。サッカーは本当に何が起こるかわからない。次のクロアチアもいいチームだが勝てるチャンスはあると思うので自分たちを信じて戦いたい」と話していました。
スペイン エンリケ監督 1次リーグ突破も「全然うれしくない」
「この試合に勝ち1次リーグを1位で通過したいと思っていた。しかし、日本は後半に入って5分間に2つのゴールを決め、ペースを完全に握ってしまったのでそれは不可能だった」と話しました。また、前半に先制しながら後半に2失点を喫して逆転されたことについて「ハーフタイムに選手には『気をつけろ。彼らは失うものがないから攻撃してくるぞ』と話をしていたが、対処できなかった」と反省を口にしました。そのうえで「1次リーグは突破したが、全然うれしくないし喜ぶことは何もない。私たちはあらゆることを試し、選手を交代してゴールを決めようとした。日本がアグレッシブな守備をしてきた時に困らないチームは世界のどこにもないだろう」と日本の戦いぶりを称えながらも悔しさをにじませていました。
《日本戦 試合詳細》
日本メンバー 前の試合から先発5人入れ替え(※が入れ替え)
《予想フォーメーションは3-4-3》
【GK】12権田修一
【DF】※3谷口彰悟/4板倉滉/5長友佑都/22吉田麻也(C)
【MF】※11久保建英/13守田英正/※14伊東純也/15鎌田大地/※17田中碧
【FW】※25前田大然
日本の最終ラインは谷口選手・板倉選手・吉田選手の3人、右サイドのウイングバックに伊東選手、左サイドのウイングバックに長友選手が予想されています。
【GK】12権田修一
【DF】※3谷口彰悟/4板倉滉/5長友佑都/22吉田麻也(C)
【MF】※11久保建英/13守田英正/※14伊東純也/15鎌田大地/※17田中碧
【FW】※25前田大然
日本の最終ラインは谷口選手・板倉選手・吉田選手の3人、右サイドのウイングバックに伊東選手、左サイドのウイングバックに長友選手が予想されています。
====〈SUB〉=====
〈控え〉
【GK】1川島永嗣/23シュミットダニエル
【DF】2山根視来/19酒井宏樹/26伊藤洋輝
【MF】6遠藤航/7柴崎岳/8堂安律/9三笘薫/10南野拓実/16冨安健洋/24相馬勇紀
【FW】18浅野拓磨/20町野修斗/21上田綺世
〈控え〉
【GK】1川島永嗣/23シュミットダニエル
【DF】2山根視来/19酒井宏樹/26伊藤洋輝
【MF】6遠藤航/7柴崎岳/8堂安律/9三笘薫/10南野拓実/16冨安健洋/24相馬勇紀
【FW】18浅野拓磨/20町野修斗/21上田綺世
スペインメンバー 前の試合から先発5人入れ替え
【GK】23ウナイ・シモン
【DF】※2セサル・アスピリクエタ/※4パウ・トーレス/※14アレハンドロ・バルデ
【MF】5セルヒオ・ブスケツ(C)/9ガビ/16ロドリ
【FW】※7アルバロ・モラタ/※12ニコ・ウィリアムス/21ダニ・オルモ/26ペドリ
3試合続けてブスケツ選手・ガビ選手・ペドリ選手のいずれもバルセロナに所属する3人が中盤を形成する4-1-2-3のシステムが予想されています。
====〈SUB〉=====
【GK】1ロベルト・サンチェス/13ダビッド・ラジャ
【DF】3エリック・ガルシア/15ウーゴ・ギジャモン/18ジョルディ・アルバ/20ダニ・カルバハル/24アイメリク・ラポルテ
【MF】6マルコス・ジョレンテ/8コケ/19カルロス・ソレール
【FW】10マルコ・アセンシオ/11フェラン・トーレス/17ジェレミ・ピノ/22パブロ・サラビア/25アンス・ファティ
【DF】※2セサル・アスピリクエタ/※4パウ・トーレス/※14アレハンドロ・バルデ
【MF】5セルヒオ・ブスケツ(C)/9ガビ/16ロドリ
【FW】※7アルバロ・モラタ/※12ニコ・ウィリアムス/21ダニ・オルモ/26ペドリ
3試合続けてブスケツ選手・ガビ選手・ペドリ選手のいずれもバルセロナに所属する3人が中盤を形成する4-1-2-3のシステムが予想されています。
====〈SUB〉=====
【GK】1ロベルト・サンチェス/13ダビッド・ラジャ
【DF】3エリック・ガルシア/15ウーゴ・ギジャモン/18ジョルディ・アルバ/20ダニ・カルバハル/24アイメリク・ラポルテ
【MF】6マルコス・ジョレンテ/8コケ/19カルロス・ソレール
【FW】10マルコ・アセンシオ/11フェラン・トーレス/17ジェレミ・ピノ/22パブロ・サラビア/25アンス・ファティ
【試合開始】
日本時間午前4時、日本対スペインの試合はスペインのキックオフで始まりました。
【前半4分 日本】ブロック作り守備固める
日本の最終ラインは5人でしっかりと守備のブロックをつくって守っています。右のウイングバックは伊東選手、左のウイングバックは長友選手です。
【前半5分 日本】久保の右サイドからのクロスは合わず
日本は前田選手が右サイドで奪ったボールを久保選手につなぎ、久保選手がゴール前にクロスボールをあげましたが、味方にあいませんでした。
【前半7分 スペイン】ブスケツのシュートは上方へ外れる
右サイドから日本のゴール前にボールを送り、最後はセルヒオ・ブスケツ選手がシュートしましたが、枠を捉えられませんでした。
【前半8分 日本】伊東がチーム初のシュートも枠外に
日本は相手ゴール前で奪ったボールをつなぎ最後は田中選手からのパスを受けた伊東選手がこの試合日本の最初のシュートを打ちましたが、わずかに枠を捉えられませんでした。
◇前半10分◇ドイツが先制 コスタリカ0-1ドイツ
ドイツが先制。ドイツはカウンター攻撃からセルジュ・ニャブリ選手がヘディングシュートを決めて先制しました。
このまま試合が終了した場合、▼勝ち点「5」のスペインが1位で1次リーグ突破。▼日本とドイツが勝ち点「4」で並び、得失点差でも並びますが総得点でドイツが日本を上回るため、2位で1次リーグ突破となります。
このまま試合が終了した場合、▼勝ち点「5」のスペインが1位で1次リーグ突破。▼日本とドイツが勝ち点「4」で並び、得失点差でも並びますが総得点でドイツが日本を上回るため、2位で1次リーグ突破となります。
※GOAL※【前半11分】モラタの3試合連続ゴールで先制
スペインが先制しました。右サイドバックのアスピリクエタ選手のクロスボールにフォワードのアルバロ・モラタ選手(7)が頭であわせ先制しました。
【前半20分 日本】プレッシャーかけるもかわされる
スペインは最終ラインでボールを回し、日本の出方をうかがうような動きです。一方の日本は前田選手などが前線からプレッシャーをかけにいきますが、相手選手にかわされるケースが多くなっています。
前半20分を経過してボール保持率は日本の12%に対しスペインが82%です。シュート本数は日本が1本、スペインが3本です。
前半20分を経過してボール保持率は日本の12%に対しスペインが82%です。シュート本数は日本が1本、スペインが3本です。
【前半23分 スペイン】モラタのシュート GK権田がキャッチ
スペインが日本の左サイドから攻撃を展開し最後は先制ゴールをあげたアルバロ・モラタ選手(7)がシュートを打ちましたが、ゴールキーパーの権田選手がキャッチしました。
【前半30分経過】スペイン ボール保持率は80%
引き続きスペインがボールを保持する時間が長くなっています。日本はなかなかボールが奪えず、チャンスを作れていません。ボール保持率は日本の12%に対しスペインが80%です。シュート本数は日本が1本、スペインが4本です。
【前半36分 日本】鎌田のシュートは相手DFに阻まれる
日本は右サイドから伊東選手がゴール前にドリブルで切り込み最後は鎌田選手がシュートを打ちましたが相手選手に阻まれました。
【前半39分 日本】DF板倉にイエローカード
板倉選手がスペインの選手を倒してファウルとなり、イエローカードが出されました。板倉選手は累積2枚目のイエローカードとなり、日本が決勝トーナメントに進んだ場合は出場停止となります。
【前半44分 日本】DF谷口にイエローカード
谷口選手がスペインの選手を倒してファウルとなり、イエローカードが出されました。
【前半45分 日本】DF吉田にイエローカード
吉田選手がスペインのアルバロ・モラタ選手を倒しファウルとなりイエローカードが出されました。相手選手には触れていなかったようにも見え、吉田選手は主審に抗議しましたが判定は変わりませんでした。日本は最終ラインのディフェンダー3人にイエローカードが出されたことになります。
【前半終了】日本0-1スペイン コスタリカ0-1ドイツ
前半のアディショナルタイム1分が経過し、日本対スペインの試合は前半が終わりました。スペインが1対0とリードしています。
日本対スペインの前半のデータの速報です。ボール保持率は日本の14%に対しスペインが79%です。シュート本数は日本の2本に対しスペインが6本です。パスの数は日本の128本に対し、スペインは562本です。
日本対スペインの前半のデータの速報です。ボール保持率は日本の14%に対しスペインが79%です。シュート本数は日本の2本に対しスペインが6本です。パスの数は日本の128本に対し、スペインは562本です。
またコスタリカ対ドイツの試合はドイツが前半10分にカウンター攻撃からセルジュ・ニャブリ選手がヘディングシュートを決めて先制しました。コスタリカは1本のシュートにとどまり、ドイツが1対0とリードして前半を終えました。
このまま試合が終了した場合、▼スペインが勝ち点7の1位で、▼ドイツが勝ち点4の2位で1次リーグ突破となります。
このまま試合が終了した場合、▼スペインが勝ち点7の1位で、▼ドイツが勝ち点4の2位で1次リーグ突破となります。
【後半開始 日本】
日本は後半開始から久保選手に替わって堂安律選手、長友選手に替わって三笘薫選手が入りました。
【後半12分 スペイン】選手交代 フェラン・トーレス投入
スペインはアルバロ・モラタ選手に替えてマルコ・アセンシオ選手を、ニコ・ウィリアムス選手に替えてフェラン・トーレス選手を投入しました。
※GOAL※【後半3分 日本】堂安が同点ゴール
日本は前線からプレッシャーをかけてボールを奪い最後は途中出場の堂安選手が左足で強烈なシュートを打ち、同点に追いつきました。
このまま試合が終了した場合、▼スペインが勝ち点5で1位、▼日本とドイツが勝ち点4で並び、得失点差と総得点でも並びますが、直接対決の結果で日本が2位で1次リーグ突破となります。
※GOAL※【後半8分 日本】田中碧が逆転ゴール
日本は、右サイドの堂安選手からのクロスボールをライン際ギリギリのところで三笘選手が折り返し、そこに飛び込んだ田中選手が押し込んでゴールを奪いました。
このまま試合が終了した場合、▼日本が勝ち点「6」で1位、▼スペインとドイツが勝ち点「4」で並び、得失点差で上回るスペインが2位で1次リーグ突破となります。
このまま試合が終了した場合、▼日本が勝ち点「6」で1位、▼スペインとドイツが勝ち点「4」で並び、得失点差で上回るスペインが2位で1次リーグ突破となります。
◇後半13分◇コスタリカが同点ゴール
コスタリカが同点ゴール。後半に入りたびたびチャンスを作っていたコスタリカは、13分にイエルツィン・テヘダ選手が同点ゴールを決めました。
このまま試合が終了した場合、▼日本が勝ち点「6」で1位、▼スペインとコスタリカが勝ち点「4」で並び、得失点差で上回るスペインが2位で1次リーグ突破となります。
このまま試合が終了した場合、▼日本が勝ち点「6」で1位、▼スペインとコスタリカが勝ち点「4」で並び、得失点差で上回るスペインが2位で1次リーグ突破となります。
【後半17分日本】FW前田大然→FW浅野 投入
前田選手に替えて浅野選手を投入しました。
【後半23分 スペイン】2人選手交代
スペインは、アレハンドロ・バルデ選手とガビ選手に替えてアンス・ファティ選手とジョルディ・アルバ選手を投入しました。
【後半23分 日本】DF冨安投入 右サイドへ
鎌田選手に替えて冨安選手を投入しました。冨安選手は右サイドに入りました。
◇後半25分◇コスタリカ勝ち越し2-1に グループ2位に浮上
コスタリカが逆転ゴール。コスタリカは後半25分、セットプレーからフアン パブロ・バルガス選手が勝ち越しゴールを決めました。
順位 試合|勝ち点|得失|総得点
1 日 本 |3| 6 |+1| 4
2 コスタリカ|3| 6 |-5| 3
-------------------
3 スペイン |3| 4 | 6| 9
4 ドイツ |3| 1 |-2| 3
このまま試合が終了した場合、日本とコスタリカが勝ち点6で並び、得失点差で上回る日本が1位、▼コスタリカが2位で1次リーグ突破となります。
1 日 本 |3| 6 |+1| 4
2 コスタリカ|3| 6 |-5| 3
-------------------
3 スペイン |3| 4 | 6| 9
4 ドイツ |3| 1 |-2| 3
このまま試合が終了した場合、日本とコスタリカが勝ち点6で並び、得失点差で上回る日本が1位、▼コスタリカが2位で1次リーグ突破となります。
◇後半28分◇ドイツが同点ゴール 2-2に
ドイツが同点に。ドイツは後半28分に途中出場のカイ・ハバーツ選手が同点ゴールを決めました。
このまま試合が終了した場合、▼日本が勝ち点6で1位、▼スペインとコスタリカが勝ち点4で並び、得失点差でスペインが2位で1次リーグ突破となります。
このまま試合が終了した場合、▼日本が勝ち点6で1位、▼スペインとコスタリカが勝ち点4で並び、得失点差でスペインが2位で1次リーグ突破となります。
【後半30分 スペイン】攻勢も日本は集中した守りで防ぐ
スペインは繰り返しゴール前にボールを入れますが日本の選手たちは守備のブロックを形成し、集中して守っています。
【後半38分 日本】板倉のシュートはGKがキャッチ
三笘選手が倒され、フリーキックを獲得。キッカーは堂安選手がつとめ板倉選手が頭で狙いましたが、相手ゴールキーパーにキャッチされました。
◇後半40分◇ドイツ3点目のゴールで勝ち越し
ドイツが勝ち越しゴール。ドイツは後半40分サイドからのクロスにカイ・ハバーツ選手が合わせて、この日2点目となるゴールを決め勝ち越しました。(コスタリカ2-3ドイツ)
このまま試合が終了した場合、▼日本が勝ち点6で1位、▼スペインとドイツが勝ち点4で並び、得失点差でスペインが2位で1次リーグ突破となります。
このまま試合が終了した場合、▼日本が勝ち点6で1位、▼スペインとドイツが勝ち点4で並び、得失点差でスペインが2位で1次リーグ突破となります。
【後半42分 日本】MF遠藤投入
田中碧選手に替えて遠藤選手を投入しました。
◇後半44分◇ドイツが4点目
ドイツは後半44分、ニクラス・フュルクルク選手が追加点をあげました。(コスタリカ2-4ドイツ)
このまま試合が終了した場合、▼日本が勝ち点6で1位、▼スペインとドイツが勝ち点4で並び、得失点差でスペインが2位で1次リーグ突破となります。
このまま試合が終了した場合、▼日本が勝ち点6で1位、▼スペインとドイツが勝ち点4で並び、得失点差でスペインが2位で1次リーグ突破となります。
【後半アディショナルタイム】
後半のアディショナルタイムは7分です。
【試合終了】日本が逆転勝ちでグループ1位通過
日本はスペインの終盤の猛攻をしのぎきり2対1で逆転勝ちしました。この結果日本は1次リーグを2勝1敗の勝ち点6で、グループの1位で2大会連続で決勝トーナメントに進出しました。
◇試合終了◇ドイツ勝利も決勝トーナメント進出ならず
ドイツが終盤に2つのゴールを決めコスタリカを突き放して4対2で勝ちました。しかし、勝ち点で並んだスペインに対し得失点差で及ばず決勝トーナメント進出はなりませんでした。
東京で日本の目標阻んだスペインにワールドカップで雪辱
スペインは森保監督が指揮を執った去年、夏の東京オリンピックの準決勝で敗れ、目標としていた金メダルを阻まれた相手でした。
東京オリンピックは24歳以下のチームどうしの対戦でしたが、延長戦のすえ、終了間際に決勝点を許して0対1で競り負けました。
東京オリンピックは24歳以下のチームどうしの対戦でしたが、延長戦のすえ、終了間際に決勝点を許して0対1で競り負けました。
点差で見れば惜敗とも見えますが森保監督はそれ以上の「差」を感じていました。
スペインのスタイルは高い技術を駆使してボールを保持し、細かくパスでつないでいくサッカーです。それは年代別のチームであっても、苦しい時でも一貫していました。
スペインのスタイルは高い技術を駆使してボールを保持し、細かくパスでつないでいくサッカーです。それは年代別のチームであっても、苦しい時でも一貫していました。
森保監督は「ワールドカップ優勝を経験したチームは自国のサッカーのプレーモデルを持っている。去年の東京オリンピックでスペインと対戦した時もすごくそれは感じた。スペインのサッカーのプレーモデルという大きな目標があって、その中で4年ごとにやっていることを見直してブラッシュアップしていく。スペインが目指すサッカーのベースは変わらず、監督が持っているものを上乗せし、選手の個性をそこに付け加えるサッカーをしていると感じた」と話していました。
後方から細かいパスをつないで攻撃を組み立てるスペインへの対策として日本は前線の選手が高い位置からプレッシャーをかけてボールを奪おうとしましたが、相手のセンターバックに高い技術でかわされ、何度も鋭い縦パスを通されました。そして数のうえで不利になる場面を作られ、ピンチを招く場面がありました。
東京オリンピックでのスペイン戦に出場したディフェンダーの板倉滉選手は「悔しい思いは残っていて、いまだに鮮明に覚えている。ワールドカップの舞台でまた対戦できるのはすばらしいことだし、スペインを倒して借りを返したい」と意気込みました。
スペイン戦に向けて選手どうしで効果的な戦い方について話し合ったと言い、柴崎岳選手は「チーム全員がスペイン戦に勝つためにそれぞれが経験したことや感覚をお互いに出し合って『ああしたらいい』とか、『こうしたらいい』と、意見を出し合ってブラッシュアップした」と明かしました。そして、初戦のドイツ戦で得た手応えを踏まえて強豪を相手にしたときの自分たちのスタイルを貫くことが重要だと感じていました。
選手たちがポイントとして口をそろえたのが相手のボールを奪ったあとに素早く攻める「カウンター」でした。
三笘薫選手は「ドイツ同様、ボールを握るチームなので前に人数をかけてくる。カウンターがカギになる」と話せば、伊東純也選手も「ボールを奪ったあと質の高いカウンターにつなげられるかが重要だ」と指摘しました。
この点を踏まえたうえでキャプテンの吉田麻也選手は「先に失点してはいけない。0対0の時間が長くなるほど自分たちに有利な状況が生まれてくる。ドイツもそうだったが前半かなりハイペースで来るが後半はスペースが空くのは間違いないと思うので、そのときに自分たちの良さを生かせるように少なくとも0対0の状態をキープしないといけない」と話していました。
日本は前半に1点をリードされる苦しい展開となりましたが後半に入ると狙い通りプレスを仕掛けてボールを奪い、素早く攻めると途中出場の堂安律選手が同点ゴールに結びつけました。
逆転のシュートはゴールキックから生まれましたが同じく途中出場の三笘選手がゴールライン際から粘り強く折り返したボールに田中碧選手が詰めたものでした。
堂安選手も、三笘選手も、そして、田中選手も東京オリンピックで、スペインに敗れた時のメンバー。
ワールドカップという大舞台で見事に雪辱を果たし、日本が再び世界に存在感を示しました。
後方から細かいパスをつないで攻撃を組み立てるスペインへの対策として日本は前線の選手が高い位置からプレッシャーをかけてボールを奪おうとしましたが、相手のセンターバックに高い技術でかわされ、何度も鋭い縦パスを通されました。そして数のうえで不利になる場面を作られ、ピンチを招く場面がありました。
東京オリンピックでのスペイン戦に出場したディフェンダーの板倉滉選手は「悔しい思いは残っていて、いまだに鮮明に覚えている。ワールドカップの舞台でまた対戦できるのはすばらしいことだし、スペインを倒して借りを返したい」と意気込みました。
スペイン戦に向けて選手どうしで効果的な戦い方について話し合ったと言い、柴崎岳選手は「チーム全員がスペイン戦に勝つためにそれぞれが経験したことや感覚をお互いに出し合って『ああしたらいい』とか、『こうしたらいい』と、意見を出し合ってブラッシュアップした」と明かしました。そして、初戦のドイツ戦で得た手応えを踏まえて強豪を相手にしたときの自分たちのスタイルを貫くことが重要だと感じていました。
選手たちがポイントとして口をそろえたのが相手のボールを奪ったあとに素早く攻める「カウンター」でした。
三笘薫選手は「ドイツ同様、ボールを握るチームなので前に人数をかけてくる。カウンターがカギになる」と話せば、伊東純也選手も「ボールを奪ったあと質の高いカウンターにつなげられるかが重要だ」と指摘しました。
この点を踏まえたうえでキャプテンの吉田麻也選手は「先に失点してはいけない。0対0の時間が長くなるほど自分たちに有利な状況が生まれてくる。ドイツもそうだったが前半かなりハイペースで来るが後半はスペースが空くのは間違いないと思うので、そのときに自分たちの良さを生かせるように少なくとも0対0の状態をキープしないといけない」と話していました。
日本は前半に1点をリードされる苦しい展開となりましたが後半に入ると狙い通りプレスを仕掛けてボールを奪い、素早く攻めると途中出場の堂安律選手が同点ゴールに結びつけました。
逆転のシュートはゴールキックから生まれましたが同じく途中出場の三笘選手がゴールライン際から粘り強く折り返したボールに田中碧選手が詰めたものでした。
堂安選手も、三笘選手も、そして、田中選手も東京オリンピックで、スペインに敗れた時のメンバー。
ワールドカップという大舞台で見事に雪辱を果たし、日本が再び世界に存在感を示しました。