今後、音声データは、民間の教育サービスの大手企業を通じてフィリピンに送られ、英語の指導資格を持つ講師が採点する流れになっていますが、専門家や保護者などからは採点の基準や方法が不透明などと問題点を指摘する声もあがっています。
テストのあと、女子生徒は「過去問題もなくプレテストも受けていないので難しかったです。自分で話す力は今後、社会の中で大切になってくると思うので、よりよいテストになっていってほしいです」と話していました。
テストの内容は28日都の教育委員会のホームページで公開されます。
英語「スピーキングテスト」初めて実施 東京都立の高校入試
東京都立の高校入試で、英語の「話す力」をはかる「スピーキングテスト」が27日、初めて実施されました。
「スピーキングテスト」は、グローバル人材の育成を目指し、「使える英語」教育に力を入れる都の教育委員会が、都立高校の入試で「話す力」をはかろうというテストです。
27日、都内197か所の都立学校や民間の施設などの会場で初めて実施され、このうち、千代田区の日比谷高校では、テストが始まる前の正午すぎ、受験生たちが緊張した様子で試験会場の教室に向かっていました。
テストは午後1時からと午後2時25分からの2回に分けて15分程度行われました。
受験生はマイクのついたヘッドセットをつけ、画面に表示されるイラストの状況を説明したり、質問に対する自分の考えを述べたりして解答を録音します。