認定こども園で制服と体操服の「サブスク」導入へ 大分 日田

大分県日田市の認定こども園が毎月500円で制服と体操服を貸し出す「サブスク」を来年度から導入します。子どもの成長に合わせてサイズを交換することもでき、保護者からは歓迎する声が上がっています。

制服と体操服の「サブスク」は日田市の認定こども園、三隈幼稚園が来年度から始めます。

「サブスク」の対象は制服の上着の上下や体操服の一部で、購入すると合わせて3万400円しますが、「サブスク」を利用すると毎月500円、3年間で1万8000円と、6割程度に抑えられます。さらに、子どもの成長に合わせてサイズを交換することもできます。

「サブスク」用の制服などは卒園生から提供されたものを使い、あらかじめ保護者に意向を聞いて、サイズごとに利用人数を確認し、足りない分は園が購入します。

「サブスク」が動画や音楽にとどまらず幅広い分野に広がっていることに保護者からは歓迎する声が上がっていて、「子どもが3人いるうちの家計には大変いい」とか「長男の制服がピチピチでかわいそうなので、ぴったりのサイズを着せてあげられてありがたい。画期的で今の時代に合っている」と話していました。

三隈幼稚園の渕健一園長は「少子化の中、環境に配慮するSDGsの取り組みでもある制服のサブスクを通じて選ばれる園になりたい」と話しています。