「国際こども平和賞」17歳の川崎レナさん受賞 日本人初

子どもの権利擁護のための優れた活動をしている若者に贈られる「国際子ども平和賞」に、若者の政治や社会参加に向けた先駆的な活動を行っているとして、大阪に住む川崎レナさんが選ばれました。

「国際子ども平和賞」は、オランダに本部がある国際的な児童権利擁護団体「キッズライツ財団」が、子どもの権利擁護に大きく貢献した人を対象に毎年贈っていて、2019年には、スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんも受賞しています。

ことしは、46か国175人以上の候補者の中から、大阪のインターナショナルスクールに通う、17歳の川崎レナさんが選ばれました。

日本人の受賞は今回が初めてだということです。

川崎さんは、8歳のときに読んだ本で、世界には政治的な事情から教育を受けられない子どもが多くいることを知り、行動を起こそうと決意したということです。

14歳の時にNGO団体を立ち上げ、子どもと政治家がオンラインでやり取りできる仕組みを作るなど、若者の政治や社会参加に向けた先駆的な活動を行っていることが評価されたということです。

川崎さんは「今回の受賞は、日本の若い人たちにとって重要な兆しです。一人ひとりの声が届き、その価値が認められるまで、闘い続けるための力をもらいました」などと喜びを語りました。