“四国遍路の文化に理解を” 歩き遍路を外国人が体験 高松

遍路道を歩いて四国遍路の文化に理解を深めてもらおうと、「歩き遍路」を外国人が体験する催しが、香川県で開かれました。

この催しは、外国人に四国遍路の文化を知ってもらおうと、香川県が開きました。

12日は、県内に住むアメリカ人やタイ人など合わせておよそ10人が集まり、はじめに、担当者に教わりながら白衣や輪袈裟などを戸惑いながら身につけると、高松市屋島の山の上にある四国霊場第84番札所の屋島寺に向けて出発しました。

途中、「加持水」と呼ばれる場所に立ち寄り、弘法大師が杖をつくと水が湧いたと伝えられていることなどの説明受けると、参加者たちは耳を傾けていました。

そして、札所に到着すると、参加者たちは本堂の前で、寺が鎌倉時代に建てられたことなどの説明を受けたあと、般若心経を唱えました。

参加した20代の男性は、「歩くのは急な坂もありしんどかったが、遍路の衣装を身につけると気持ちも変わり、おもしろかった」と話していました。