「越前がに」の初せり 史上最高310万円の値がつくカニも 福井

日本海の冬の味覚、ズワイガニの漁が6日、解禁されました。
福井県越前町では「越前がに」のブランドで知られるズワイガニの初せりが行われ、越前漁港としては史上最高となる310万円の値がつくカニも出ました。

越前町の越前漁港では、6日の日中、次々と水揚げされたズワイガニに「越前がに」のブランドを示す黄色のタグが取り付けられました。

このあとズワイガニは市場に並べられ、せり人と仲買人の威勢のよい掛け声が響き渡る中、次々と競り落とされていきました。

福井県では、大きさ、形、重さなどで特に優れたものを、最高級ブランド「極」として売り出していて、6日はご祝儀相場も手伝って、重さ2.2キロのカニに越前漁港としては史上最高となる310万円の値がつきました。

「極」を競り落とした水産会社の中橋睦男社長は「自分で食べるわけではありませんが、お客さんに買ってもらいたいと思い、競り落としました」と話していました。

越前町漁協の小倉孝義専務は「新型コロナの影響も非常に心配していますが、カニを食べに福井県、越前町に来てほしい」と話していました。