都内で使用 プレミアム付き食事券 販売申し込み再開 約2年ぶり

東京都内で使える「Go Toイート」のプレミアム付き食事券の販売や申し込みがおよそ2年ぶりに、26日から再開されました。

外食需要の喚起策「Go Toイート」のプレミアム付き食事券は、購入代金の25%分が国の負担で上乗せされるもので、スマートフォンで示す「デジタル券」と紙の「アナログ券」の2種類あります。

このうち、東京都内の飲食店で使える「デジタル券」の販売や申し込みが、26日からインターネットを通じて再開されました。

都内では、おととし11月に販売が始まりましたが新型コロナの感染拡大で1週間で中断されたため、およそ2年ぶりです。

26日再開されたのは、おととしの中断前の抽せんで当選していた分の販売とネットによる抽せんの申し込みで、抽せん結果は来月8日の午後3時以降にメールで通知されます。
一方、「アナログ券」は来月10日から、スマートフォンでの受け付けやはがきによる抽せんの申し込みが始まることになっています。

国の委託業者によりますと、再開にあたって用意されているのは、「デジタル券」が125億円分、「アナログ券」が331億円分で2つ合わせておよそ390万セット分の予算にあたるということです。

都民以外でも購入することができ、販売期間は12月25日までで売り切れしだい終了するということです。

利用期間は来年1月25日までです。

「デジタル券」1セット8000円で1万円分

東京都内の飲食店で使えるプレミアム付き食事券は購入代金の25%分が国の負担で上乗せされます。

具体的には、
▽利用時にスマートフォンで示す「デジタル券」は1セット8000円で1万円分に▽紙の「アナログ券」は1セット1万円で、1万2500円分になります。

いずれも1度に購入できるのは2セットまでですが、1人が何度も申し込むことができます。

「デジタル券」と「アナログ券」では購入や申し込みの方法などが異なります。

【デジタル券】

まずは、26日から販売や抽せんの申し込みが再開された「デジタル券」です。

国の委託業者の公式ホームページから特設サイトに進み、手続きを行います。

このうち販売の対象は、おととし11月に抽せんで当選した分のみです。

おととし11月は新型コロナの影響で販売開始から1週間で中断されたためで、すでに当選した人を対象とした販売期間は来月1日までです。

これとは別に、今回、新たに申し込むこともできます。

ただ、新たに申し込んでも実際に購入できるかどうかは抽せんで決まります。

新しい申し込みの期間は、26日から来月の1日までで、抽せん結果は来月8日午後3時以降にメールで通知されます。

当選すると、翌日9日の午前10時から来月16日まで購入できます。

国の委託業者は、その後の販売方法などは決まっていないとしています。

【アナログ券】

次に、紙の「アナログ券」です。

購入するには事前に引換券を入手しておく必要があります。

引換券の申し込みは来月10日からで、スマートフォンかはがきで行います。

スマートフォンの場合は1日ごとの引換券の発行数が決められていて、先着順です。

1日ごとの発行数は公表されていません。

はがきの場合は、委託業者の事務局あてに送り、抽せんの結果、当選した場合は返信されます。

引換券は委託業者に登録された都内の小売店などで提示して食事券を購入することができます。

おととし11月に実施された際の引換券でも来月10日から購入することができます。

販売は12月25日まで

販売期間はともに12月25日までとしていますが、売り切れしだい終了するということです。

利用期間は来年1月25日までで、利用できる飲食店は委託業者から配布されたポスターやステッカーを掲示しているということです。