パンダ舎が開く午前10時前には現場に長い列ができていて、混雑を避けるため、25人1グループで順番に案内されました。
立ち止まっての観覧は1分で、訪れた人は、双子のパンダと母親の「シンシン」が竹を食べたり寝転がったりしている姿を写真に収めていました。
園によりますと、双子は飼育員でも見分けるのが難しいほどそっくりですが、性格は真逆で、シャオシャオは繊細でレイレイは大胆だということです。
これまでに4回抽せんに応募したものの、一度も当たらなかったという神奈川県から訪れた40代の女性は「きょうは楽しみにしてきました。初めて元気な姿が見られて本当にうれしいです。これからも育っていく姿を見ていきたいです」と話していました。
また、これまで何度も双子の姿を見てきたという60代の女性は、黒の洋服と帽子、それにマスクで訪れていて「撮影するときにガラスに自分が映り込まないようにするための格好です。孫のような存在で、すくすくと育っていってほしいです」と話していました。
上野動物園教育普及課の大橋 直哉課長は「シャンシャンに比べると少し小さいが、リンゴや竹などを食べ、よく寝ているので順調に成長しています。動いている様子を見るのであれば、朝と夕方がおすすめです。これからはいつでも見られるので、さらに入園者が増えることを期待したいです」と話していました。
観覧できるのは午後4時までで、午後3時半までに所定の場所に並ぶ必要がありますが、列の長さによっては午後3時半を待たずに受け付けを締め切る場合もあるということで、園は詳しい混雑情報は園の公式Twitterなどで確認してほしいとしています。
双子パンダ きょうから誰でも観覧可能に 東京 上野動物園
去年生まれた東京 上野動物園の双子のパンダについて、4日から、これまでの抽せんがなくなって、誰でも観覧できるようになり、大勢の人でにぎわいました。
去年6月、上野動物園で双子のパンダ、オスの「シャオシャオ」とメスの「レイレイ」が生まれました。
周りに人が多いとパンダにストレスがかかるおそれがあるとして、観覧できるのは、事前に抽せんで選ばれた人に限定されていましたが、2頭とも順調に成育していると判断され、きょうから誰でも観覧できるようになりました。