空気に触れるなどしてポテトチップスの風味や食感が悪くならないよう、プラスチック製のフィルムをパッケージに使いますが、今回、フィルムを薄くすると同時に紙を組み合わせる独自の技術によって、機能の維持とプラスチックの削減を両立しました。
この会社では、石油から新たに作られるプラスチックを使ったパッケージを2030年までに半減させる目標を掲げていて、商品の企画を担当する井上真里さんは「環境配慮の取り組みを今後も進めていきたい」と話しています。
菓子メーカーでは、このほか湖池屋もポテトチップスなど一部の商品で紙を使ったパッケージを導入しているほか、ロッテがガムの容器やチョコレートの袋の厚さを薄くすることで、それぞれプラスチックの使用量を10%余り削減しています。
環境への配慮からプラスチックごみの削減が一段と求められる中、パッケージの改良で使用量を減らす動きが菓子メーカーの間で広がっています。
大手菓子メーカー パッケージ改良でプラスチック削減の動き
環境への配慮からプラスチックごみの削減が課題となる中、大手菓子メーカーの間では、パッケージの素材や形を見直すことで、プラスチックの使用量を減らそうという動きが広がっています。
カルビーは、今月中旬からポテトチップスの一部の商品で紙を主な材料に使い、プラスチックの使用量を従来の半分に減らしたパッケージを導入しました。