インドで日本産のりんごや桃の販路拡大へ PRイベント開催
経済発展が続くインドで日本産のりんごや桃などのフルーツを売り込もうという催しが首都ニューデリーで開かれ、インドの人たちがその味覚を楽しみました。
この催しは、JETRO=日本貿易振興機構のニューデリー事務所が企画したもので、30日は、ニューデリー市内にあるレストランで試食会が開かれました。
用意されたのは、青森県産のりんごと岡山県や福島県産などの桃、そして、それらを使ったデザートで、地元のバイヤーなどの関係者がその味覚を楽しんでいました。
ニューデリー市内にあるレストランでシェフをつとめる男性は「インドのりんごに比べてとても甘いです」と話していました。
農林水産省によりますと、日本からインドへのりんごの輸出は、日本での病害虫の侵入を警戒して禁止されていましたが、ことしの収穫シーズン以降検査や消毒などを行うことを条件に解禁になるということです。
JETROとしては、りんごをはじめとしたフルーツをインドという巨大市場に売り込むため、販路の開拓を進めたいとしています。
JETROニューデリー事務所の鈴木隆史所長は、「りんごは、アメリカや中国などからインドに輸入されていますが日本産のものはまだ入っていません。日本のフルーツの品質を喜んでくれるインドの人たちに食べてほしいです」と話していました。