26日までの1週間に新型コロナウイルスの感染が確認されたのは、120万4000人余りと、前の週の2倍に上ったことが厚生労働省のまとめでわかりました。
20代が全体の16%近くと最も多く、徐々に若年層から幅広い世代に広がる傾向にあります。
厚生労働省が28日公表したまとめによりますと、今月20日から26日までの1週間に感染が確認されたのは、速報値で120万4385人と前の週の2倍に上りました。
年代別では
▽20代が最も多く、19万1337人と全体の15.9%を占めています。
このほか
▽30代が18万1933人で15.1%
▽40代も18万9063人と15.7%で先週と比べて0.5ポイント前後増加していて、徐々に若年層から幅広い世代に広がる傾向にあります。
一方
▽10歳未満の子どもは15万4150人と12.8%
▽10代は18万9844人と15.8%で、先週と比べて1ポイントほど減少する傾向となっています。
このほか
▽50代は12万8813人と10.7%で先週と比べて0.5ポイントほど増加
▽60代以上は合わせて15万7364人で全体の13.1%で、0.4ポイントほど増加しています。
WHO “新規感染者は日本が世界最多” 1週間当たり約97万人
WHO=世界保健機関は27日、新型コロナウイルスの新規感染者数の報告書を発表しました。今月24日までの1週間当たりの新規感染者数は日本が、およそ97万人と世界で最も多くなっています。
WHOは、新型コロナウイルスの世界全体の新規感染者数の状況を取りまとめていて、27日、新たな報告書を発表しました。
それによりますと、今月24日までの1週間当たりの新規感染者数は、世界全体で660万7653人と前の週より3%減少しました。
新規感染者数は、世界全体でわずかに減少していますが、東アジアでは増加傾向が見られ、前の週に比べて、モンゴルはおよそ7倍、韓国は80%増えています。
また、日本も73%増えていて、新規感染者数は96万9068人と世界で最も多くなっています。
一方、アメリカは3%減って86万97人、ドイツは16%減って56万5518人などとなっています。
WHOは、各国から寄せられる情報には差があるとしていて、実際の感染者数は、さらに多い可能性もあるとしています。
WHOは、依然としてオミクロン株の「BA.4」と「BA.5」が、世界的に主流だとしていて感染対策を徹底するよう呼びかけています。