水族館の職員2人が砂浜を掘って確認したところ、深さ50センチほどの砂の中からピンポン玉ほどの大きさのアカウミガメの卵が合わせて113個見つかり、職員らは卵の上下を確認しながら慎重に埋め戻していました。
また、多々度浜では今月16日に海開きを控えていることから、職員らは観光客などが踏みつけたりしないように、周囲に柵を設置して「産卵調査中」と書いた紙を掲示していました。
卵は、順調にいけば60日ほどでふ化するということです。
水族館に連絡した野澤和弘さんと裕子さん夫妻は「初めてウミガメの卵を見たので感動しました。無事にかえってくれたらいいなと思います」と話していました。
絶滅のおそれがあるアカウミガメの産卵確認 静岡 下田
静岡県下田市の海岸で、絶滅のおそれがあるアカウミガメの産卵が確認されました。
アカウミガメの産卵が確認されたのは下田市の多々戸浜です。
保護活動を行っている下田海中水族館によりますと、11日の朝早く、茨城県からサーフィンに訪れた観光客が、砂浜の上に上陸した跡を見つけ、水族館に連絡したということです。
産卵の確認にあたった下田海中水族館の岡野司飼育員は「ことしは産卵が多い年で、下田市の海岸で確認されたのは2回目です。まだ産卵のシーズンは続くので、今後も確認されるのを期待しています」と話していました。