会社によりますと、若い世代の間でインスタントカメラに加えて、最近ではスマホで撮影した映像を撮ったその場でインスタント写真のように印刷できる小型プリンターの人気も高まり、需要が伸びているということです。
また、生産能力の増強を前に、AR=拡張現実の技術を活用して手に持ったプリンターを空中で動かすことで、印刷する写真のなかにイラストなどを描くことができる新たな機種も今月下旬から販売するとしています。
富士フイルム 若い世代向け インスタント写真用フィルム増産へ
若い世代などの間で、インスタントカメラやスマートフォンで撮影した映像を、インスタント写真のように印刷できるプリンターの人気が高まっていることを受けて、富士フイルムはインスタント用のフィルムの増産に乗り出すことになりました。
富士フイルムは、ことし秋ごろまでにおよそ20億円を投じ、神奈川県南足柄市にあるインスタント写真用のフィルムの生産ラインを増強し、生産能力を20%拡大することを決めました。
富士フイルムの後藤禎一社長は7日に開いた記者会見で「アナログなプリントと、デジタルをかけ合わせて新たな価値を生み出し、よりお客様に楽しんでもらえる製品やサービスを提供したい」と述べました。