ヒナの背丈はおよそ20センチで、茶色いうぶ毛に覆われていて、小さな羽をいっぱいに広げて親鳥のあとをついて走ったり、エサをもらったりしていました。
公園では先月下旬に高病原性の鳥インフルエンザに感染したハシブトガラスの死がいが見つかったため、休園していましたが、今月19日から営業を再開しました。
再開を待ちかねていた写真愛好家たちが公園を訪れ、愛くるしいヒナの姿に夢中でカメラを向け、シャッターを切っていました。
毎年訪れているという男性は、「ヒナが親の羽の中に隠れるのがかわいいです。ことしも無事に生まれてくれて嬉しいです」と話していました。
特別天然記念物 タンチョウのヒナ すくすく育つ 北海道 釧路
北海道釧路市では、国の特別天然記念物、タンチョウのヒナが保護施設で生まれ、すくすくと成長しています。
タンチョウの保護施設「釧路市丹頂鶴自然公園」では今月9日にヒナ1羽が生まれているのが確認されました。
オスの「コウタ」とメスの「ショウコ」が、別のつがいが産み落とした卵を温めてかえしたということで、今月7日にふ化したとみられています。
飼育を担当している高嶋賢治さんは「親が頑張って卵を守ってくれたので、無事に生まれました。今しか見ることのできない姿をぜひ見に来てほしいです」と話していました。